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2002.5.8 各項目に分類。いくつかの追加記事。
ジャマイカ方言
まぁ、パトワ語ですから、細かいミスは気にしないで気楽にやってみましょう!!パトワ語を自分で使わなくても、ジャマイカ人が何を言ってるかの手がかりに、このページがなれれば良いのですが...。
挨拶編
Waa gwaan? (わー ぐわーん)
英語で言うWhat's going on?ですね。挨拶代わりによく使われます。お店に入っていくときなんかに、店員さんに「わー・ぐわーん」と挨拶すると受けると思います。サービスが良くなるかどうかは分かりませんが、笑顔は見れるでしょう。
これを言われた時の答えは「deh yah (デヤ)」やNothing がパトワ化した「Nutt'n(ノッ・ン)」が代表的。ちなみに「deh yah」は「ここにいる」という意味。「どんな調子だい」-「ここにいるよ」。う〜ん、よく分からない会話だ。
Wha yu a seh? (わーやーせ)
英語に直訳するとWhat are you saying?「何を言ってるの」になるんだと思うんだけど、なぜかジャマイカではHow are you?ぐらいの意味で使われる。
挨拶以外でもイントネーション次第で、「マジかよ〜」とか「なに言ってんだよ」とか「もう一回言って。」と聞き返す時に使ったりもする。
Later (リエタ)
ジャマイカの超一般的な別れの挨拶です。英語のlaterのなまり形で「リエタ」と発音するだけなので簡単に覚えられるのではないでしょうか?こんなに簡単なのにジャマイカ人はちゃんと「あ、パトワを使ってくれた」と意識するみたいで、おいしいフレーズです。
Highly Blessed(アイリー・ブレス)
特にラスタマンが別れ際に使ったりします。HighlyのHはだいたい落ちてアイリーに聞こえますが、ジャマイカのFM局の名前にも使われているirie(「素晴らしい」とかと言う意味)とは別の発音です。
これを使うときはラスタマンらしく、こぶしを胸に当て、半分お辞儀するような格好で使うとらしくなります。
Likkle More (リックル・モー)
ジャマイカの代表的な分かれの挨拶のひとつです。「またね」ってな感じの意味です。
ちなみにlikkleは英語のlittleからきています。このようにジャマイカでは単語の真中の「t」が「k」に変わることが多々あります。詳しくは「発音編」参照。
Soon Com (スーン・コム)
おそらく、これは英語の、I will come soon. から来たと思われます。しかし、すぐに戻ってくる場合よりも1時間ほどランチなどで出かける時に使うことが多いようですが、その場の状況に応じて時間の感覚は違います。「ちょっと行ってくる」ってな感覚で使うといいです。で、ジャマイカ人がこれを言ってどっかに行ってしまった場合、たいがいの場合はちゃんと戻ってきます。時間が気になるときは、どのくらいで戻ってくるのか確認したほうがいいですが、それでも再び「Soon Com」と言われる場合が多いです。
Seen (スィーン)
「じゃあな」くらいの挨拶でしょうか。
この他にも「分かった?」と聞くときや「分かったよ」と答えるときにもSeenは使います。だから「Seen?」−「Seen.」という会話もあるわけです。
日常編
Tell mi noh. (テルミノ!)
文章を強調して、「言ってよ!」「教えてよ!」って感じで使える。話を言いかけて止められた場合、気に障る事を言われて「なんて言った?」ともう一度聞き返して、相手がしり込みした場合などに使える。
文末の「noh」は文法編参照。
hear??(イアー?又はヒアー?)
「分かったかい?」ってな感じでよく命令形の文末に置いて使われる。発音する時は語尾上がりで疑問文っぽく。また、「〜しようぜ!」とかの後に「You, hear?」って使うと「分かった?」って念を押せる。よくカジュアルに使われるんだけど、自分がこれを使われたらいい気はしない。だけど、生徒によく使ったりする。
例)Bring your book next week, hear?「来週ノートを持ってこいよ、わかったか〜!」
例)Soon come, hear? 「すぐ戻るから、いいわね?」
mash up (マッショップ、又はマッシャップ)
まぁ英語ですね。「つぶす」とかっていう意味だと思うんだけど、ジャマイカではしょっちゅう使われる言葉だし、いろいろと使える。
例)
feel mash up. (気分が良くない)
car mash up. (車が壊れた。使い物にならない。)
mash up the exam. (試験が良くできた!)
the place mash up. (その場所が災害などで被害を受けた。)
mash you up, man! (ひねり潰すぞ!って感じ?)
Him mash up the place! (彼の一人舞台だった。(会場を沸かせて、盛り上げて、主役をさらった。))
fasty
「フィエスティ!」と発音するが、実は上で紹介した音の逆転で「フェイスティ」がなまったものだと思われます。これは、パトワ語で「生意気」という意味。なんか生意気だなと思う場面があれば「You fasty!!(ユ・フィエスティ!!)」と言ってやれば、かなり仲良くなるか、さらにけんかに発展するかのどちらかでしょう(笑)。
発音編
音の逆転
どういう事か?というと、「エイ」の発音が「イエ」になったりする。
故にGame(ゲイム)は「ギエム」になり、May Pen(メイペン)という町は「ミエペン」と発音される。これだけで、そうとう言葉って変わるものだし、これを知ってるとジャマイカなまりの英語の聞き取りの助けになるんじゃないかな?
あと、たずねるという意味のask(アスク)が「アクス」のようになり、「sk」の発音が「x」に変わる。desk(デスク)は「デクス」になる。これは「エイ」の変化に比べると、あまり混乱はせず、「あれ、今俺が聞きまちがえたのかな?」という気分になるくらいである。また、たまに気づくと自分が使ってたりする。
面白い事に1800年代のアメリカのアフリカン・アメリカンにも同様の癖が見られ、マークトウェインの『トムソーヤの冒険』の中のジムが話す言葉に「ax」の記述が見られる。ジャマイカ人も同じ西アフリカをルーツにすると言うものの、同じように変化しているのは興味深い。
Hを発音しない。
英語のHを発音しないだけで意外とパトワ語になったりします。
How much? アゥ・マッチ(いくら?)と発音すればパトワで通じます。更になまってオモッチになったりもします。
相手が英語をしゃべってくれてる時も、これに注意しましょう。
過去の協力隊の隊員のホームステイ先での経験談ですが、Are you hungry?(おなかすいた?)の発音が、アー・ユー・アングリー? だったので隊員は、Are you angry?(怒ってるの?)と勘違いし、大きな身振りで「ノー!!」と言いつづけたため、昼ご飯を食べれなかった、という話がありました。しかし、これぐらいの間違いはしばらくするとしなくなります。というのも「hungry」のh脱落形の発音と「angry」の発音は明らかに違うからです。
もし自分でこのH脱落形を使いたい時は、Hを発音する口、喉の形でHを無理やり発音しなければらしい発音になると思います。ジャマイカ人も一応Hを発音してるつもりみたいですから。
Uをアと発音する時の特徴
英語で「u」を「ア」と発音する時は大体発音記号の「∧」が当てられると思います。特にアクセントがある時は「∧」だと思うんですが、英語には何種類も「ア」の発音があるのに日本人にとっては同じ「ア」に聞こえますね。でもジャマイカではこの「u」の「∧」の発音に特徴があるのです。
どういう特徴かと言うと「ア」というよりも「オ」に近く、口の前歯あたりで発音するような感じ、ちょうど「ポ」と発音するような感じでしょうか。で、音は少しこもりぎみ。
Good Luckはグッ・ロック(あくまでも前歯あたりでアとオの中間、こもりぎみの音)
hungryはオングリー(hを脱落させ、なおかつこもりぎみのアとオの中間)
uglyはオグリー(hungryとは「r」と「l」の発音も違うので間違う事はまずない)
busはボス(口語で自分の上司という意味の「boss」を発音する時、よく「bus」に聞き間違えられた。普通に発音すると「bus」に間違われるから「boss」を発音する時ははっきり「オ」を発音し、出だしの「b」の音もちゃんと破裂気味で大げさに発音しよう。逆に「bus」と言いたい時は軽く「ボス」と言えば良い。)
単語中の「t」と「d」
特に単語中に「t」が重なっている単語は「t」の音が「k」に変化します。
例)little →likkle、 bottle → bokkle
特に単語中に「d」が重なっている単語は「d」の音が「g」に変化します。
例)middle → miggle
特にこの変化で面白いのは「t」と「d」、「k」と「g」が有気音と無気音の関係にあってジャマイカ人が有気音の発音に少し弱い事が伺えます。もしくは母なる大地、アフリカで、この有気音の発音がなかったのかもしれませんね。
「th」の発音、 A wah dat? (アワダット)
英語のWhat is that?「あれは何ですか?」の意味。 先頭のアは興味を引くためについているという感じ「ワダット」でもOKだがアをつけたほうが響きがいい。「これは何ですか?」とたずねるときは「A wah dis?」になる。結局thの発音は日本人以外の人にも難しいって事なんだね。
「th」にごり発音は「d」、「th」にごらない発音は「t」や「ch」に変化することが多いです。
その他のth発音例)bathroom(→バチュルーム)、thing(→ティング)
文法編
だいたいパトワなんて英語の方言みたいなもんだから文法なんてどうでもいいんだけど、一応規則性があるからピジン英語ではなくてクリオールの分類に入るわけで、ちょっとばかり文法もやってもいいかな、ぐらいのノリです。
付加疑問文
これは日常編に入れてもいいくらいよく出てくる。しかし、パトワの付加疑問文は英語のように本文の動詞や助動詞によって付加疑問文も活用させなければならないが、パトワでは「don't it」の一つだけだ。そして多くの場合「it」の発音がすごく小さいか省略される。
例)Dat flower a nice, don't (it)? 「あの花綺麗だよね?」
例)You a student, don't (it)? 「あなたは生徒だよね?」
まぁ活用しないのは良いけれど「it」と「don't」って絶対組み合わさらないのを組み合わせてしまうのもどうかと思うんだけど、これがパトワ!でも自分にとっても付加疑問文は動詞、助動詞を気にしなければ行けないので使いたいけどあまり使わない。でもパトワは楽でよく使ってる。こんな事で英語が伸びるのか!
Mi nuh no. (ミナノ)
英語で「I don't know」(知らない)という意味。この文章の前にbwoy(ぶぁーい)を付けると強調して表現することができる。英語の「I、my、me」は活用されず、ほとんど「mi」が使われる。
Mi neva no dat. (ミネバノーダッ)
英語で「I didn't know that.」(それは知らなかった。)という意味。neverがなまったnevaを動詞の前に付けると過去形の否定文になる。時制の変化には厳しくないが、過去の否定形は結構使う形だ。
未来形
パトワは全然時制に厳しい言語ではないので、無理して現在形、過去形、未来系などを使い分けしなくても良い。だけど、あえて未来形を言いたいときは「wi(ウィ)」を使う。次の例はよくファーストフードで僕が使うツカミのフレーズです。結構うけます。
例)Mi wi nyam ...(メニューを見て考えてる振りをして)...Big Mac.(nyam(ニャム)は「食べる」という動詞。)
〜 noh!! (〜ノ!)
「noh!」を文末に置いて英語の「please」に近い意味でよく使える。
例)Pick it up fi mi noh! 「拾ってくれない?」
おまけ編
Dog nyam im suppa. (A dog ate his supper.)
ドッグ・ニャム・イム・サパ。nyamは食べるという動詞。 imは「彼」を表す「him」のH音脱落形、そして所有格への変化がないのでここでは「his」の意味。「犬が彼のごはんを食べる。」という意味だが、自分や誰かが何かをしようとして、しそこねた時などに使います。また、犬がごはんを食べてしまうので、彼はごはんにありつけないだろう、という失敗することへの予言めいた事に本来は使われるようです。
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